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伊藤塾論文マスター講座

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講座内容

旧司法試験予備試験を解説するスタイル。講座の説明では基礎から論文の書き方を教わると書いてあるが、実際はある程度の論文の基礎を知らなければ講義内容を理解できない。事実、講義の初回から下記のフレーズが一般常識かのように飛び交う。

  • 三段論法
  • 答案構成
  • 規範
  • あてはめ

論文マスターは、論文の書き方を習うというより、過去問を分析する講義である。よって、ある程度論文の型が身についている人はやりがいがある。論文の書き方をゼロから学べるものではない。書き方がわからないまま論文を解くことは学習効率が悪い。

講座時間

論文対策は自分で書くのが有効な勉強方法である。そこで、講義時間はできるだけ短縮すべきである。そこで倍速で講義を聴く方法がある。しかし、論文マスターは講義中に問題文と模範解答にマーキングしたり、模範解答に追記したりするので、講義を倍速で聴くには不便である。また、WEB受講を念頭におらず、生講義をそのまま収録して配信する形式である。

講座の流れ


  • 問題文朗読

    講師が問題文を朗読しながら、マーキングの箇所を指摘するのでそれに従いマーキングする。

    マーキングの色は複数あるので、受講生は逐一マーカーを持ち替えてマーキングする。

    マーキングしたカラーテキストを配れば不要な時間である。

  • 問題文の特色解説

    問題文を読みながら、問題文を検討する。ちなみに論文の型については講義の前にレジュメで配られて、「この通り書いてください。」で終わり。

    論文の書き方がゼロから学べるものではない。

  • 模範解答朗読

    模範解答を朗読しながら、マーキングの箇所を指摘するのでそれに従いマーキングする。問題文朗読に続き、またもや朗読時間が始まる。

    マーキングしたカラーのテキストを配れば済む話。

  • 模範解答の訂正

    模範解答に訂正が入ることがある。講師が模範解答を口頭で訂正するので、それを書き写す作業。なぜ、訂正済みの模範解答を配らないのか。これはおそらく伊藤塾は複数の講師が同じテキストを使っており、講師の一人の一存でテキストを変更できないからであると思われる。模範解答を大きく変更する場合は、テキストの修正が入ったり、テキストの差替えが行われたりするのではなく、別途レジュメが配布される。(これは基礎マスター講座にもおきる現象である。)

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講座の問題点

講座代金

とにかく高い。WEB受講でこの値段をするのは他の通信制予備校では考えられない。

初学者不向き

問題研究講座であるから、初めて論文対策する人には不向きである。最初の講義の前に答案構成または答案を書いてくるよう言われるが、なにも書きようがない。そもそも書き方を学ぶために講座受けているのに初回の宿題が論文書いてきてくださいではおかしい。そして、結局問題の解説に終始し、書き方の基礎は一切は教えてくれない。

内容

講義の大半を以下に使う。

  • 問題文朗読
  • 問題文へのマーキング
  • 模範解答の朗読
  • 模範解答へのマーキング
  • 模範解答の訂正

論文マスターの講義は、問題文朗読と模範解答朗読で講義時間の半分ないし3分の2を使う。

故に講義時間は考える時間でなく、作業をする時間になる。

テキスト

テキストがルーズリーフなので、バインダーを購入する必要がある。また、テキストとは別にパワーポイントレジュメが配られる。パワーポイントレジュメ、テキスト及び論証集が一元化されておらず不便。

ランク付け

伊藤塾では問題の優先順位をランク付けという形で表現している。ランクはA、B+、B、B-のように振られる。しかし、このランクの具体的意味は説明しない。すなわち、単に優先順位を付けるだけで、どのランクをどこまで学習すべきかを示さない。また、ランクは大部分がAかB+になるので、ランク付けをする意味はほぼない。そもそもB+とBと違いがよくわからない。Cを使用すればいい。それにも関わらず、Cを使用しないのは、Cを付けた問題が出題された時に責任を問われるのを回避するためだと考えられる。つまり、ほとんどの問題をBランクまでに止めているのである。そして、AかBかわからないものを、B+という曖昧なランクを付けることでランク付けをしたことにしている。問題にAとB+を振ることは誰でもできるし、そもそも伊藤塾生がAとB+をどこまで区別して勉強しているのか疑問である。

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