予備試験・司法試験論文対策の必要性
問題の所在
「論文は実際に書かないと書けるようにならない。」
論文対策をする際に合格者誰もがいう言葉である。
では、初学者が基礎講座を一通り終えた時点で、論文が書けるのか。
答えはノーである。
論文には「書き方」があり、まずはこれを教わらなければならない。
「書き方」さえ身に付ければ、あとはどの法律科目においても、それに乗っ取って書くだけである。
逆に「書き方」を知らないまま、過去問演習を繰り返しても論文の点数は伸びない。
予備校の指導
伊藤塾を始めとする多くの予備校では「書き方」を教えない。
そして、「書き方」を教えないまま、過去問の検討・解説した講座をする。
その結果、受講生は予備校作成の模範解答の理解・暗記に終始することになる。
そうなると、初見の問題には対応できない。初見の問題に対応できなければ、論文試験に合格することはない。
伊藤塾の論文マスターを利用し、論文に苦戦している方はすぐに論文マスターの受講をやめることを勧める。
「書き方」
「書き方」を身に着けるとは、「法的三段論法の型」を身に着けることである。
法的三段論法自体は受験生であれば誰もが知ってる。
しかし、法的三段論法の「型」を理解していなければ、法的三段論法は論文で使いこなせない。
法的三段論法を使いこなせなければ、いくら条文や判例の規範を暗記しても点数が付く論文を書けない。
逆に、法的三段論法を使いこなせば、あとは試験に必要な範囲条文や判例の規範を覚えるだけである。
そして、仮に未知の問題が出ても、知っている条文・判例の趣旨から書くべきことをひねり出し、それを「型」にはめれば、対応できる。
法的三段論法の型
法的三段論法の基本型は以下で構成される。
- 問題提起
- 規範定立
- 事実のあてはめ
- 結論
そして、論文を書く上では上記の順番で書くのが通常の方法である。
しかし、試験問題のすべての論点につき、上記の型で記述をする必要はない。
下記の2つの型も駆使して、論文を完成させるのである。
- 「事実→評価→あてはめ」の型
- 「当然認定」の型
上記を知らない場合は、スタディングを受講して「書き方」から学ぶこと勧める。
スタディングの論文講座を受講すると、他の予備校の論文講座を受講しているときに、もやもやしてよくわからないことが、腑に落ちるようになる。
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スタディングの論文対策講座の特色
基礎フォーム編
スタディングでは最初に「基礎フォーム編」という講座で、論文の「書き方」を学習する。
講座では論文の型を身に着けることを主眼においている。よって、基礎フォーム編では過去問の分析はあまりしない。
もっとも、過去問を簡易にした問題を題材にして講義が進められるので、試験で使用する実践的な書き方が学べる。
多くの予備校の論文講座では、この過程をすっ飛ばして、いきなり過去問の解説から始まる。
基礎ができていない状態で、過去問演習をするのは非効率である。
受講生の中には、いきなり過去問演習から始めても論文を書けるようになる人はいる。
このような人は、おそらく解説講義や優秀答案の分析を通して、自分で書き方を感覚的に身に着けていくのであろう。
但し、これでは書き方が身に着くまでに時間がかかり、過去問演習が有意義なものになるまでに相当な時間を要する。
効率的に試験勉強する上では、基礎フォームのような講座は必須であろう。
予備試験実践編
基礎フォーム編受講後は旧司法試験、予備試験又は新司法試験の過去問をそのまま使用した実践的な講座が始まる。
題材になる過去問は講師がピックアップした問題である。論文の各科目の主要な論点の確認ができるので、メリハリ・優先順位をつけた学習ができる。
同時に択一対策にも有効である。
また、「基礎フォーム編」と「予備試験実践編」は同じ講師が担当するので、全過程を通して統一的・論理的に講座が構成されている。
予備校によっては、科目ごとに講師が違うが、これは受講生のためでなく、予備校運営上の便宜の側面が強いと考える。
予備試験実践編では、いわゆる理想的な答案の作成を念頭においていない。試験の限られた時間制約の中でいかに合格点を取りに行くかを主眼にしている。
この点、予備校の中には講師が練りに練った模範解答を提示し、解説するものがある。
これでは「その過去問対策」をしているだけで、「試験対策」ではない。言い換えれば、学習のための学習である。
予備試験・司法試験では知らない問題が出されるから、その中でいかに「それなりの答案」を作成するかが合否を分ける。
スタディングの論文対策講座はこれを十分に踏まえて、あえて完璧な模範解答を提示していない。
論文が書けないで困っている場合はまずはスタディングの無料講座を受講してもらいたい。
予備試験を受験せず、司法試験勉強をしている大学院生等にも有意義な講座である。
低価格
スタディングは通信専用の講座であるから、人件費・家賃等の固定費を大幅にカットでき、講座代金が低価格になっている。
逆に、通学クラスの録画をWEB受講で配信する予備校の場合、通学クラスのための教室運営費まで講座に含まれているから、講座は高い。
講義をライブで聴く時代は終わっている。好きな時間に倍速で聴くのが今後の主流である。
予備校に通う移動時間があればその時間をWEB受講の時間充てることができる。
講座の短所
パワーポイントのような画面で講義は進むが、その資料を印刷する機能がない。
また、コンテンツの一部につき音声の質が悪い。
そして、スタディングでは論文の添削はされない。
しかし、予備試験・司法試験には正解がないから、添削してもらう実益はない。
もっとも、試験委員に添削してもらえば有意義だが、添削オプションのある予備校の添削者は誰か不明である。
スタディングでは講義内で問題の採点実感も紹介されるので、添削されなくても自己答案の検証は可能である。
講座は無料視聴が可能であるから、一度視聴してみる価値あり。
まずは下記のリンクからスタディング講義の無料視聴を始めてみませんか?